見頃は終了しました
[ 2023年03月14日 ]
境内社殿前
東山梅苑
手水舎周辺
余香殿なおらい
神橋梅苑
見頃を迎えた苔庭の古木白梅 :令和5年2月27日撮影・晴
見頃を迎えた余香殿なおらい中庭の「白玉」 :令和5年2月27日撮影:晴
◎梅苑整備協力金のお願い
梅苑整備のため、協力金のご志納をお願いしております。
東山梅苑入口と境内拝殿前の協力金箱へお入れ下さい。
皆様のご協力を、よろしくお願いいたします。
梅苑での禁止事項
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天皇陛下御即位奉祝全国名灯籠本歌写一覧
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天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
三月堂さんがつどう
◉オリジナル燈籠解説
所在地:東大寺(奈良市)
時代:建長六年(1254年)
基礎は、自然石上に受座と単弁八葉の蓮弁を刻む古い形式です。低い基礎に対しては竿はやや長め、その上中下を引き締める具合に節が配されています。中台は側面のある新しい形式で、下端は単弁、上端は二段の段型です。六つの側面は、輪郭で二区にわけ、それぞれにみごとな形の格狭間(こうざま)を入れます。火袋を上区を横連子・中区竪連子と壁面、下区を中台側面と同様格狭間とします。蕨手のある笠は、大きさ・軒の反りや屋根の曲線や請花のある宝珠は実に美しい形です。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
滝見たきみ
◉オリジナル燈籠解説
所在地:修学院離宮上ノ御茶屋(京都市)
時代:江戸時代中期
庭園専用の石燈篭で、竿は四角で角にそれぞれ面を取っていますが装飾はありません。中台も四角で側面や上下は無地となって装飾は一切ありません。ただ、側面部にわずかばかりの反りがあって、中心部の印象を強めています。火袋は一見、四角に見えるが実は円形で、四方に火口とも火窓とも思える窓を円く大きく明けていて、最も特徴のある意匠となっています。笠は円形であたかも日傘のような姿をしていて、緩やかな起りを付けています。この笠の宝珠は低くて円く笠と一石となって刻み出されています。したがって請花その他の意匠はなく、笠もまた装飾を付けていません。庭園観賞用としては、もの侘びた姿です。この燈籠の名称は火袋の穴から雄瀧を眺めることができるのでつけられました。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
太秦うずまさ
◉オリジナル燈籠解説
所在地:広隆寺(京都市)
時代:鎌倉時代中期
基礎と竿は丸形で中台、火袋、笠は六角です。基礎の平面を見ると返り花は穏やかにうねっていて力強くて美しいです。このような低い基礎の意匠は、古いものの共通した特徴です。竿には三節あって、中節の四方に円形のものがつけられていますが、これはおそらく蓮花あろうと思われます。現在は磨耗していて定かではありません。中台の側面は二区に分けられていて、横連子が付けられています。その下部には単弁の蓮花が刻まれています。火袋は上部に横連子中央部は堅連子となっています。下部は二区に分けて格狭間があったようです。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
西ノ屋にしのや
◉オリジナル燈籠解説
所在地:春日大社(奈良市)
笠・火袋・中台・竿・基礎等のすべてが四角で、お間形(おあいがた)と同様の形式をもっています。奈良の春日大社の社記では、この西ノ屋形を別に「御簾(みす)型」と呼んでいます。これは火袋に御簾の彫刻があるためです。基礎や中台に蓮弁が力強く意匠されており、格狭間もまたカのある表現です。軒反りも申し分なく、請花のついた宝珠もよく揃った作品です。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
談山神社たんざんじんじゃ
◉オリジナル燈籠解説
所在地:談山神社(奈良県桜井市)
時代:鎌倉時代(後期)
重要文化財 後醍醐天皇御寄進と伝えられている名品です。竿に南北朝動乱の始まった年、元徳三年(1331年)の刻銘をもつ雄大かつ装飾性豊かな造りです。 火袋の六面は火口と円窓、四面の梵字は四天王(北:多聞天 東:持国天 南:増長天 西:広目天)の種子を表しています。 窓の周囲には蓮花紋が彫られています。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
古銭鉢こせんばち
◉オリジナル燈籠解説
所在地:竜安寺(京都市)
時代:桃山時代
水の溜まる四角の穴を漢字の「口」として、穴のまわりの文字と組み合わせて 吾・唯・足・知 (われ ただ たる を しる)と読みます。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
松琴亭しょうきんてい
◉オリジナル燈籠解説
所在地:桂離宮(京都市)
時代:江戸時代
桂離宮 松琴亭裏の活込灯籠です。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
桂雪見かつらゆきみ
◉オリジナル燈籠解説
所在地:桂離宮園林堂付近(京都市)
時代:桃山時代
園林堂の近くにあるこの燈籠は、雪見形の中でも、とりわけ姿が美しいです。基礎がなく四脚の脚は、やや開き気味で全体の形は亀腹を少し高くした姿で、見事な出来栄えです。宝珠はありませんが、もとは形のよいものがあったと思われます。雪見形のような形が何故できたのか不思議ですが、多角型の燈籠にもはや変化が求められず四脚の長い脚を考え、次にそれを短くして中台以上のものを考えて、脚・中台・火袋・笠のそれぞれに形の変わったものをつけて釣り合いをとったものと思われます。
天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立
岬みさき
◉オリジナル燈籠解説
所在地:桂離宮(京都市)
時代:江戸時代中期
自然石を台石にしている置灯籠で、中台から上だけの姿です。中台の安定を計るために石の上に円座の如きものを設けています。火袋は円形であたかも五輪塔の水輪の様な形で、方形の火袋と小さくて円い火穴がつけられています。笠は四ヶ所の蕨手がわずかに付けられていて、姿はやや強い勾配をもった意匠となっています。宝珠には請花の部分に蓮花がありません。整った形のものです。